最近耳にすることが多くなったブラック企業という言葉。長く景気が低迷している日本では名ばかり正社員・管理職という言葉も流行るなど、働くことに対してネガティブになったり雇用者の労働環境が悪くなっていました。現在は少しずつ景気が回復してきていますが、それでも理不尽に雇用されている人たちはいるのでしょう。
ブラック企業というと、IT系の企業のイメージがなんとなくついてしまいます。デスマーチや新3K・7Kと言われて久しいIT業界は、比較的新しい業界で働いているのも20代や30代が中心となっているので、世間的にどういった業界かあまり認知されていないところだと思います。実際には、IT技術というのは私達の暮らしを支えて豊かにしてくれているものなのですが、それがあまりに自然すぎて縁の下の力持ちなので気づかれにくいのだと思います。しかも、業界の仕事の仕方が基本的に下請け体質なので、顧客が要求してきたものは困難でもスケジュールを調整して頑張って受けてしまうのです。そこで断ると、ライバル会社がいるので他に仕事がいってしまうからです。ですので、いかに短期間で高品質・低価格で仕事が出来るかというのが焦点になってしまい、それが結果として「デスマーチ」を引き起こすことになります。
大変そうなIT業界ですが、仕事としては最先端のものです。今もそうですが、これからさらに色々なものがIT化していきます。それに対応するためにも、IT系への転職というのは非常に先見の明があると思います。未経験でも出来る求人情報もあるので、興味があれば調べてみるのもいいと思います。