勤続年数と社会人の歩む道は
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学校を卒業し、新卒社員の求人に応募して一つの会社を定年まで勤め上げようと言う気持ちの強い人も大勢いるかと思います。バブル経済やリーマンショックは、サラリーマンの雇用情勢にも深刻な影響を与えました。しかし、日本型の伝統的な年功序列や、終身雇用制度を守り続けている大手優良企業もたくさんあります。このような日本型経営色の濃厚な企業では、勤続年数が昇格や昇給に重要な位置を占めていると言っても良いでしょう。
20代は、仕事を覚えるのに精一杯の時期かも知れません。スキルアップするためには、良い上司に恵まれ時に厳しく・時には優しく両面を上手に使い分け、人間的にも魅力的な人物と出会うことが大切です。
また、同僚の存在も見過ごせません。困難に遭遇している時相談に乗ってくれ生涯の友人として付き合えるような人たちに大勢出会うことができれば、会社での生活が面白くなり仕事に張りが出て来るでしょう。30代以降になると、今度は管理職としてグループを取りまとめなければなりません。20代での会社生活の経験を生かして仕事の速やかな進捗に目を配り、部下の指導を行ない良き相談相手となる資質が求められます。50代になると、進路はさまざまな様相を呈してきます。グループ企業に出向する人、役員の座を射止める人など人生悲喜こもごものドラマが展開されて行きます。社会人の歩む道は、本人の実力ばかりでなく運不運の占める割合が多いように感じます。どれが良い悪いではなく、一つ一つが独自の色を持ったかけがいのない素晴らしい人生ドラマだと思います。